本の紹介
『世界一わかりやすいマーケティングの本』（山下貴史 著）は、マーケティングの基本から実務への落とし込みまでを、誰でも理解できるように整理した入門書です。専門用語をできるだけ噛み砕き、「結局、マーケティングとは何をすることなのか？」という根本的な疑問に明快な答えを与えてくれます。
特徴的なのは、理論の説明にとどまらず、価格設定や商品設計、集客導線のつくり方、顧客心理の捉え方といった実践的なテーマまで踏み込んでいる点です。イラストや図解も豊富で、複雑に見えるフレームワークも直感的に理解できる構成になっています。
また、「売れる仕組み」をどのように組み立てるかを、実例を交えながら解説しているため、自分のビジネスにすぐ応用しやすい内容になっています。特に、初心者がつまずきやすい「情報を集めても結局どう活かせばいいのか？」という壁を乗り越えられるよう、具体的な行動ステップまで示されている点が大きな魅力です。
マーケティングに苦手意識がある人、これから学び直したい人、ビジネスの成果を高めたい人にとって、最初の一冊として最適な内容と言えるでしょう。読み終えたときには、「売れる仕組み」を自分で組み立てるための考え方がしっかり身につく一冊です。
目次
- はじめに マーケティングの基本を知っておこう
- 第２章 人はなぜ、モノ・サービスをほしがるのか
- 第３章 モノを売り、サービスを提供するための環境作り
- 第４章 販売のための技術向上テクニック
- おわりに
世界一わかりやすいマーケティングの本を読んだ感想・レビュー
初心者でもマーケティング脳になれる
マーケティングって数字や分析の話ばかりの難しいイメージがありましたが、この本はまったく逆でした。身近な事例や図解を使って、「なぜ売れるのか」「どうすれば人は動くのか」を誰でも理解できるように噛み砕いてくれています。
特にお客さんの頭の中にある買う理由をつくるという考え方は、自分の仕事にもすぐ応用できました。実践的で読みやすく、読後には「自分もマーケティングできるかも」と前向きになれる一冊です。これから学び始める人にも、復習したい人にもおすすめです。
普段の生活はマーケティングだらけだった
自分で収益をあげられるようにしたくビジネスの講座を買ったりしていたのだが、マーケティングについて知識がないのでこの本を購入してみた。前半はなんとなく聞いたことのある単語がたくさん出てきて、その説明を簡潔に説明してくれてわかりやすかった。
また実際にどんな場面でマーケティングスキルが使われているかについても書かれていた。驚いたのがスーパーやコンビニ、高級な商品を扱う店舗でもすべてマーケティングの知識が活かされているということ。現在通勤に電車を使っているのだが、広告を見るたびにこの文言はマーケティングの○○という手法が使われているんだろうなぁというように意識するようになった。
マーケティングを知ることで自分にとっては商品の売り方のスキルがつくが、逆に自分が消費者であるとき知識があれば簡単にマーケティングの力に影響されないようになり無駄使いが減ったと感じる。
まさにタイトルの通り
世界一わかりやすいとのことでしたが、初心者にもわかりやすい内容で入門編としてピッタリです。マーケティングなんて横文字で言われるととっつきにくく感じますが、つまりは商売。ずっと昔から行われてきたことです。
当たり前に売られている身の回りのモノたち、実はこんなにも計算されていたとはと目から鱗でした。商売をしないという方でも読んだ方がいい。だって、恋愛とか人生の中でもここでの駆け引きって意外に役立つから。
商売抜きにおもしろい
商売をする方だけじゃなく誰でも参考になる。そんな作品だったので、ぜひ怖がらず手に取ってみるべきだと思います。売るためのあらゆる駆け引きって、そのまんま自分にも当てはまるのですから。
特に就職活動とかってつまりは自分をいかに良い商品に見せて売り込むかがカギというわけ。恋愛だってそう。普段の人付き合いでも、嫌な人と思われるよりは絶対にすばらしい人と思われてた方がいいでしょう。入門書ということもあって最初の一冊としても最適。
