本の紹介
この本は、リーダーとして人を導く立場にあるすべての人に向けて、「話し方」が成果や信頼構築の鍵であることを鮮やかに提示します。著者は企業の社長やマネジャーだけでなく、部活動のキャプテン、学校の先生、地域のチームの責任者、さらには家庭内で子どもを導く親といった“ひとりでも導くべき人がいる人”全てをリーダーととらえています。
本書では、「部下・後輩・メンバーをやる気にさせ、信頼を獲得し、チームをまとめる」ための具体的な話し方の技術が紹介されており、たとえば「自己肯定感」だけでなく「自己重要感」を高めることが部下を動かす鍵であると解説されています。
実践的には、「あなたは◯◯だね」と相手を主語に語る“フォーユートーク”、否定を避け共感を優先する言葉選び、緊張する場面でも声・姿勢・言葉を整える方法などが紹介され、会議・朝礼・部下との1対1など、さまざまな場面で使える内容になっています。
リーダーとして「話し方が変わればチームの空気も成果も変わる」という実感を得たい方にとって、すぐに役立つヒントが満載の一冊です。――――
目次
- 第1章 なぜ、あのリーダーの話し方は人を動かすのか?
- 第2章 人をやる気にさせるリーダーの話し方
- 第3章 嫌われないリーダーの話し方
- 第4章 人前で緊張しない話し方
- 第5章 「あの人のためなら」と言われるリーダーの話し方
リーダーは話し方が9割を読んだ感想・レビュー
リーダーに対しての心掛け
リーダーにとっての言葉の力の大きさを再認識したことです。リーダーがどんなメッセージを発信するか、どう伝えるかによって、部下や仲間のモチベーションや信頼が形成されることを改めて実感しました。具体的には、リーダーが伝えるメッセージに対する明確さや、一貫性、感情を込めることがいかに重要かがよくわかりました。
例えば、リーダーがチームに向けてポジティブで前向きな言葉を使うことで、チーム全体の士気が高まり、逆にネガティブな言葉を使うと、モチベーションが下がることがあるという点が印象的でした。実際の現場で、言葉の選び方一つで、同じ状況でもチームの反応が全く異なるということをよく目にします。


